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たかやん【手首からマンゴー】任天堂の著作権侵害で炎上!訴訟や損害賠償金額は?コレコレで弁明

人気YouTuberのたかやんのオリジナル楽曲『手首からマンゴー』の中で、任天堂のゲーム『ゼルダの伝説』のナビィの声が音声の無断使用で任天堂の著作権侵害に当たるのではないかと問題になっています。

結論から申し上げますと、これは間違いなく任天堂の著作権侵害に当たると考えられます。

それでは、実際のところ任天堂がたかやんを訴える可能性は有るのでしょうか?

もしも任天堂がたかやんを著作権侵害で訴えた場合に、損害賠償をはどれぐらい請求される可能性が有るのでしょうか?

過去の事例などを参考に検証させて頂きました。

もくじ

たかやんのプロフィール

たかやんのプロフィール

たかやんのプロフィール

  • 名前:たかやん
  • 生年月日:1998年1月10日
  • 職業:YouTuber、TikToker

元々はニコニコ動画やツイキャスで活動していて、現在はYouTubeやTikTokをメインに動画を配信しています。

YouTubeのチャンネル登録者数は134万人というとんでもないインフルエンサーです。

たかやん『手首からマンゴー』が任天堂の著作権侵害で炎上!

今回問題になっているのは、たかやんが2019年3月4日にYouTubeにアップしたオリジナル楽曲『手首からマンゴー』。

この曲の中に出てくる”Hey!”や”Listen!”という音が、任天堂のゲーム『ゼルダの伝説』に登場するナビィというキャラクターの声ではないかと問題が明るみになったのです。

ちなみにナビィの声はこんな感じです。

問題が明るみになったのは6月9日に配信されたコレコレのYouTube配信で、「任天堂から許可済みなのであれば、問題ないのかと思いますが無許可だった場合これは著作権的に大丈夫でしょうか?」とタレコミがありました。

『Yahoo!知恵袋』を確認すると少し前から「これって大丈夫?」と心配する声も上がっていた様です。

Yahoo!知恵袋

2年前にアップした曲がなんで今頃問題に…?

と思われるかもしれませんが、『手首からマンゴー』は、TikTok 2021上半期トレンドのミュージック部門にもノミネートされるほど、さまざまなTikTokerの間で流行って使われまくってる曲なのです。

TikTok 2021上半期トレンドのミュージック部門

コレコレの配信の中で直接LINEの通話で質問に答えたたかやん。

コレコレ

権利回りは大丈夫ですか?

たかやん

権利回りの事を知らずに、売ってしまいました。

とあっさり認めていました。

たかやんは大丈夫なのでしょうか?

任天堂が著作権侵害でたかやんを訴える可能性は?

たかやんは『手首からマンゴー』を販売していた

たかやん本人が著作権侵害を認めているため、無断使用してしまっている事は間違いありませんが、実際に任天堂が著作権侵害を理由に訴訟を起こす可能性は有るのでしょうか?

手首からマンゴーはYouTubeで配信しているだけではなく、AmazonやApple Musicなどでも販売しちゃっています。

たかやん「手首からマンゴー」

そのため、たかやんはこの曲の販売で相応の利益を得ていたと考えられます。

またYouTubeでの動画再生回数も870万回を超えているため、かなりの広告収入を得ていたと考えられます。

たかやん『手首からマンゴー』

任天堂の法務部は『最強の法務部』!

任天堂の法務部はこれまで数々の大きな裁判に勝訴してきており『最強の法務部』として知られています。

  1. ドンキーコング裁判
  2. ティアリングサーガ裁判
  3. 3DS裸眼立体視特許裁判
  4. マリカー裁判
  5. ユリゲラー裁判
マリカー裁判

マリカー裁判などは皆様の記憶にも新しいのではないでしょうか?

最強を謳われる任天堂法務部は、さまざまな裁判で勝利してきました。そこには徹底した法務部の戦略としたたかさがあり、それらが任天堂に勝利をもたらしてきたのでしょう。

ユーザーから最強伝説が流れるほど、任天堂法務部はしっかりと仕事をしているのです。

引用元:Legal Search

任天堂が著作権侵害でたかやんを訴える可能性は?

それでは、任天堂が実際に著作権侵害でたかやんを訴える可能性は有るのでしょうか?

たかやんは「TikTokに使われている楽曲ではよくある事」みたいな話もされていましたが、任天堂のホームページを見ると、明確に「任天堂許可なく販売しないでください」と明記されています。

Q5.任天堂のゲーム著作物を利用して創作した動画を、動画の共有サイトへ投稿しました。私はこの動画を販売することができますか。

A5.任天堂のゲーム著作物を利用して創作した動画や音楽、静止画等を、任天堂の許可なく販売しないでください。

引用元:任天堂

これは私の個人的な推測ですが、

  • たかやんのYouTubeの登録者数が130万人超と影響力が非常に大きい事
  • 『手首からマンゴー』が流行っていて今後も社会に与える影響が大きい事
  • たかやんがこの楽曲の販売や動画の広告収入で利益を得ている事

これらの事項を考慮すると、任天堂が訴える可能性はゼロでは無いと考えます。

任天堂がたかやんを訴えたら損害賠償はいくら?

それでは、実際にたかやんを任天堂が訴えた場合に法外な賠償金請求をされる可能性は有るのでしょうか?

任天堂は過去にコロプラとの訴訟問題で96億円もの訴訟を起こしており、たかやんとしてはハラハラしているかも知れませんね。

任天堂、コロプラ訴訟

しかしながら、法務的な見地で見ると「著作権侵害で損害賠償を請求する」には「実際に損害が発生している必要がある」そうです。

仮に著作権を侵害したとしても、そのことを原因とした損害が発生していなければ、損害賠償を請求することはできません。

引用元:TOP COURT

たかやんの『手首からマンゴー』がいくら売れたからと言って、任天堂のゲーム『ゼルダの伝説』を購入しようと考えていた人がやめたり、『ゼルダの伝説』のイメージを棄損した可能性があるか?

という視点で考えれば、あんまり影響がないようにも思われます。

そのため、たかやんが法外な金額を任天堂から請求される可能性は恐らく低いのではないでしょうか?

しかしながら、これまでの楽曲の売り上げで得た利益の額に応じて相談…という可能性ももしかするとあるかも知れません。

また、例え損害賠償請求をされなかったとしても、楽曲に任天堂のゲームの音声を無断使用していること自体は間違いありませんので、任天堂から使用の差し止めが求められれば応じなければならない可能性も出てくるかも知れませんね。

たかやんは「弁護士に相談する」と言っていましたので、もしかすると自分から任天堂の法務に「使っちゃったんですけど、どうしたら良いですか…?」と相談して示談にするのかも知れませんね。

もしかするとたかやんの『手首からマンゴー』はそのうち聞けなくなっちゃうかも…?

たかやん【手首からマンゴー】著作権侵害にネット上の声は?

コレコレチャンネル見てたら、たかやんって歌手の人が任天堂のキャラの声を勝手に使ってるらしくヤバい。その歌もリスカの歌らしいから、下手したら数百億の損害賠償あるで。。

たかやんって人の曲、任天堂の音声使って収益化してるのモヤモヤしてたから取り上げてくれて嬉しい

たかやん・・・やっちまったな 相手は任天堂だぞ

たかやんやっぱり任天堂に許可撮ってなかったんだ。ずっと時オカナビィだなって思ってた笑